コラム

八丁温泉に軟水を導入して約15年になります。

もともと軟水はボイラーの給水には不可欠なもので腐食防止に・・と難しい話は置いといて

当時、銭湯経営者の2代目3代目を集めて若手会というのが結成され若輩者の僕も仲間に入れてもらう機会を頂きました。

そしてその軟水を風呂にも使うといいんやでーと耳にしました

へー。肌に優しい美肌の湯

硬水と違って泡立ちがよいっということは洗浄力UP

シャンプーも通常の半分くらいで十分

排水した水が環境にもやさしいとうものうれしい

湯垢がつかないのでお風呂が汚れにくい

などなど、すっごい良いやんか。とても魅力的なものでした

ただ、タイルが滑りやすくなるので、銭湯業界では敬遠しがちだった軟水

興味津々の僕は、すでに導入されている銭湯に何軒も見学に行きました

お話を聞くと軟水はあまり認知度がなく、

石けんカスかなんか知らんけど、洗顔の時ヌルヌルがとれへん

キュッキュッしたいのに不快、それにタイルがすべる

軟水風呂を一度は導入しても、止めた所もあるくらいでした。

肌にはいいものなのに、ないわー

「やっぱりやめよう」と思いました

実際、家族もつれて軟水のお風呂巡りしてましたから、ヌルヌル感は感じていました。「髪の毛洗う時だけ軟水がいいわー」というのが妻と娘の感想でした。

「ほんまそれー」って、

ん?? その時僕はひらめきました

シャワーだけ軟水にでけへんのかな

しっとりとさっぱり、つまり硬水と軟水を併用したらええやん。

簡単やーんって、言うは易しです。

さっそく業者にいうと

「えっ!そんなんしたらコスト倍以上かかりまっせ」

シャワー配管を1からやり直すので、普通に付けるより費用がかかるの当然です

僕 「それでもしたいんです」

業者 「・・・ほんなら考えましょ」

特殊なポンプをつけ試行錯誤の作業でした。

足元タイルには滑り止め加工を施してもらい、ついに実現できました。

これが八丁温泉のこだわり軟水風呂の始まりです。

嬉しいことに軟水がお客様にも浸透し、なんでシャワーだけなん?

と言われるようになり、現在では全面に使っています。

初めての方はなれないかもしれませんが

軟水の良さを体感していただきたいです


いつもありがとうございます!

お客さまの笑顔が活力です

八丁温泉 店主:池川伸芳

記事一覧